朝いちから、終日団地事務所で図面まとめ。
夜なべついでに、ロック人書きます。
もうすっかり、ロックとブルースの信者になってしまったボクは、三つめのロック魂に気づき始める。
彼らが歌う歌詞にこめられた魂。。。言霊。。。っとでも言おうか。。。
伏線は Simon & Garfunkel の歌う "The Sound of Silence" にあった。
曲自体は中学生のころから知ってはいたのだが歌っている内容は知らなかった。
当時、我が家でとっていた毎日新聞の日曜欄の特集に、洋楽の歌詞の意味が毎週掲載されていたのだった。
そこで、この "The Sound of Silence" について書かれていた。
ボクは、この曲は、ダスティンホフマン主演の映画 ”卒業” で使われていたこともあって、てっきり悲しい恋の歌だと思っていた。
しかし、違った。。。激重だった。。。
特に、衝撃的だったのは最後の
And the people bowed and prayed
To the neon god they made
And the sign flashed out its warning
In the words that it was forming
And the sign said
"The words of the prophets are written
on the subway walls And tenement halls
And whispered in the sound of silence
ボクはこう解釈した。
自分たちが作り上げたネオンのにぎやかな街には、真実なんてどこにもない
人々はみな、虚構に酔いしれている
このままじゃダメだ
瞬きするネオンが、そう言っているようだ
それは神様のお告げのように
でも、誰も気づいちゃいない
ほんとに大事なことは、暗く汚れた地下鉄や、ボロアパートに書かれているんだ
そう、声なく囁くように
ロック音楽の歌詞は恋だの愛だのだけじゃない。
社会に対するメッセージが込められていることを知った。
時代はバブルへ突入していた。
日本は浮かれていたのだろう。 メッセージのある歌は流行していなかった。
自分の周りでは浮かれた音楽がたれ流されている。。。
歌詞の意味とだぶったのかもしれない。
ボクは時代とは違うものにどんどん魅かれていった。
この時の斑紋が、このあとも消えずに残っていくのであった。。。
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