ひさびさにロック人を書こうと思う。
ブルース・スプリングスティーンのアメリカンなロック魂と、エリック・クラプトンのブルース魂に完全に心酔したボクは、
ロック音楽は、魂と血で感じるものなんだということに気が付いた。
後に、ジャズやブルースがそうだと知るのだが(まぁロックはブルースから生まれてるから当然なんだけど。。。)。
ロック音楽とは、人々のどうしようもない、いてもたってもいられない衝動が原動力になっていて、その人の表現となって、聴く者の心を揺さぶるのものなんだとわかった。
これはショックだった。
音楽との接し方がまったく間違っていたのだった。
学校の授業では、理論や歴史を先に習ってしまう。
先に上手に弾けるようにがんばろうとする。
テレビやラジオでは商業化された心のない音楽がたれ流され、音楽は感じるものではなく知ってることのひとつになってしまっているのだった。
音楽をうわべだけで聞くというか、流行のファッションと同じ、流行り廃りのひとつとしてか見ていなかった。
でも今ボクは、音や声の奥底にある感情を聴き分けることができるようになった。
もうダマされない。
本当に心に響く音楽を獲得したのだった。
ロック魂とブルース魂を獲得したボクは、最後のもうひとつの魂に出会うことになる。
ロック音楽を子どもたちの音楽で終わらせない。
歌詞の妙。
伏線はあった。
一番はじめの出会いはこれ。
Simon & Garfunkel "The Sound of Silence"
歌詞には、当時のアメリカ(だと思う)に対する、強烈な社会批判が込められていたのだった。
こんなに、やさしく悲しげな曲調に込められた思いは、恋愛ごとなんかではなく、どうしようもなく病んだアメリカ社会に対する憂いだった。。。ショックだった。
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