基礎コンクリート打設。
朝いち、団地事務所で事務仕事のあと、
基礎工事進行中の北区の KS_house へゴー。
今日は基礎コンクリートの打設日。
昼いちからコンクリート打設なので、午前中にアンカーボルトのセットを確認したり、通り寸法を確認したりの予定。
10:30ごろ、現場についてみると、型枠の欠き込み部分の見落としがあったようで、作業進捗がちょっと遅れていた。
結局、最後は親方とボクのお昼を削ってアンカーセットしてなんとか完了。
無事予定どおりコンクリート打設を開始できた。
生コンは大型5車。
4車立て続けに打ち込んで、小休止のあと最後の6㎥打ち込んで17時すぎに終了。
そのあとシート養生して暗くなる前に終えることができた。
明日から基礎に水を溜めて冠水養生をする予定。
コンクリート工事は型枠を外すまで出来栄えがわからない。
すぐに成果がわからないものを、その時に必死になって作業する。
こういった作業は、手を抜くという意味ではないんだけど、気持ちが切れてしまうと、それなりの作業になってしまう。
暑さや寒さ、作業員のチームワークの良し悪し、段取り、いろんな要因が絡み合いながら、常に自問自答しなければならない。
「もうこれぐらいでいいだろっ」
「がんばってやったって結果は同じだよっ」
悪魔が囁く。
「もうちょっとだ、あそこまで、バイブかけとけよっ」
「もう一回叩いとこうか」 「もうちょい押えとこうか」
良心が呟く。
ストイックで常に自分との戦いだ。
コンクリート工事は一発勝負で、同じ施工は二度とできない。
その瞬間を、最善を尽くし、悔いのないようにするしかない。
気持ちのない作業をして、うまく打てたらラッキー、うまく打てなかったらこんなもんだと逃げる。
ボクは、そういう現場にだけはしたくない。
設計士がこういうことを言うと誤解をまねくかもしれないが、建築は現場がすべてだと思う。
矢吹丈のように、明日が見えなくとも、いつかのために打ち込むしか道はないのだ。
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