団地だより。
朝いち、朝食、洗物のあと、子供たちの登校、登園は奥様にお願いして、団地でお仕事。
お昼前に新一年生の次男を集合場所までお迎えに行く。
昼食後、外構工事中の春日井の Co_house へゴー。
外構工事は、最後の電気工事。
インターホンや外部照明の取り付けを確認。
それにしても今日は寒かったよ。
夕方は本陣サイトで、雑務をこなす。
帰宅後、夕食、風呂、お仕事。
団地だより。
ボクたち一家が移り住んだ団地は、高度成長期の希望に満ち溢れた時代に計画された公団の大規模団地だ。
ボクの実家はそこから自転車で10分ぐらいのところにあり、小学校は隣の学区だった。
通っていたソロバン塾には、隣の学区のこの団地の子どもたちも来ていた。
当時、団地は最新の工法、設備、住まい方を兼ね備え、地元土着のボクたちから見ると、それはもう、まばゆいばかりの光沢を放っていた。
名古屋のベッドタウンとして開発された新しい街に、小ぎれいなニューファミリーが住んでいた。(っと勝手に推測する。)
小ぎれいなニューファミリーの小ぎれいな子どもたちは、当然、土着のボクらと土にまみれて遊ぶことはなく、同じソロバン塾に通っていても接点はなかったように記憶する。
(ひがみや憧れもあって、表現はちょっとオーバーだけどね。)
でも当時、まだボクの低学年の頃までは、今ほど物が無かったし、子どもの目から見ても ”コイツんち貧乏なんだな” っと思えるような家もあったりして、家によっても格差があった。
テレビがカラーになったり、トイレが水洗になったり、外壁の白いモダンな二階建てが出てきたりと、時代がどんどん動いていたんだろうね。
っとまあ、そんな時代背景のある団地に今、ボクたちは住んでいるわけだが、今、改めてこの団地を見回すと、これがなかなか趣があっていい。
幸か不幸か、当時の面影がたくさん残っているのだ。
住んでみないとわからない細かな配慮や仕掛けもあったりして、建築を学んだ者としても、非常に興味深いのだ。
なので、これから ”団地だより” として時間のある時に団地の気になるものをアップしていこうと思いますので、みなさまよろしくお付き合いくださいね。
では、まず一発目。
すべり台。
この、花が開くような造形。
デザインを優先させているためか、ぎりぎりのスリルを味わってもらうためか、すべり台は上に立つと足がすくむほど急勾配だ。
手すり高さなんか子どもにとっても低く、いつでも落っこちそうなぐらい開放感に溢れている。
うちの子たち、これを見た途端、駆け出して、一日中でも遊べそうなぐらいよろこんで遊んでいる。。。
すばらしい。。。
生きていくことはいつも危険と隣り合わせだ、と言うことを遊びを通して教えてくれている。
後ろからは、こんな感じ。
この安定感は、なんとなく母を感じさせてくれる。
愛と危険と快楽とが混在するデザインだ。
いい。。。
コンクリート製です。
型枠どうやって造ったんだろう。。。
あの先端の細いところ、どうやって打ち込むんだろうか?
鉄筋は入っているんだろうか?。。。
ボキッと折れたりしないんだろうか?。。。
大人の疑問です。
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