どこへ行ったらいい?設計事務所!
朝から雨。
車で子どもたちを保育園に送って事務所。
今日は午前中、加来照彦さんの講演会に出席。
加来照彦さんとは、
現代計画研究所 の取締役をなさっている設計士の方だ。
現代計画研究所とは、民家型構法の生みの親として有名な 藤本昌也さん が設立した設計事務所で、
40年近く前から、森林のこと、木のこと、大工技術の継承、木構造の継承、を唱え、
みずから提唱された民家型構法の工事仕様の標準化を行うなど、その後の心ある木造従事者たちなら、誰でも少なからず影響を受けている大御所事務所だ。
もちろん、ボクの設計方針も現代計画研究所からは大きな影響を受けている。
そんな尊敬する現代計画研究所の加来さんの講演会だ。。。行くしかない。
三協アルミ主催で、メーカーの担当さんからお誘いを受けて二つ返事で出席の返事をした。
内容は、
昨今の住宅を取り巻く状況、国の方針などに、どう対応していくのか、っと言ったものだった。 なかなか興味深かった。
先日聞いたSAREXの野辺さんの講演とも重なる部分がたくさんあったよ。
住宅の新築数は減って、
逆に使われていない住宅や、今後改修が必要となる住宅はどんどん増える。
そういったストック住宅の改修や、保守管理をしていかなければならない。
また、現在の国の施策で勧められている住宅の履歴化。
履歴化に対応した住宅に対する維持管理の方法。
そして、それらを取り巻く建築業界の動向。
木材自給率の向上のための国産材の普及。
循環型社会への対応。
職人の育成などなど、
問題は山積みだけど、社会は確実に長寿命化、省エネルギー化の方向に傾いている。
国の施策が良いのか悪いのかは別として、
大義名分はボンセッケイの考える設計思想にも沿っている。。。。
社会のニーズに対して
設計事務所はどう対応したらよいのか?
存在意義はどこにあるのか?
悩んでいます。
現在ボンセッケイで構想中のプロジェクトも、もう少ししたら形になります。
小さなチカラだけど。。。小さなチカラだからできること。。。。
住むことに関してプロとしてできることとは。。。
自問自答の日々が続く。
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日々の経営と理念を現実化する方策が知恵の出しどころですねー。今度のプロジェクト頭でっかちにならず進めたいですね・・・。
投稿: isa | 2010年4月23日 (金) 14時49分
リラックスして取り組みますよ~。
投稿: 源太郎 | 2010年4月24日 (土) 09時50分