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2010年4月22日 (木)

どこへ行ったらいい?設計事務所!

朝から雨。

車で子どもたちを保育園に送って事務所。

今日は午前中、加来照彦さんの講演会に出席。

 

加来照彦さんとは、

現代計画研究所 の取締役をなさっている設計士の方だ。

 

現代計画研究所とは、民家型構法の生みの親として有名な 藤本昌也さん が設立した設計事務所で、

40年近く前から、森林のこと、木のこと、大工技術の継承、木構造の継承、を唱え、

みずから提唱された民家型構法の工事仕様の標準化を行うなど、その後の心ある木造従事者たちなら、誰でも少なからず影響を受けている大御所事務所だ。

 

もちろん、ボクの設計方針も現代計画研究所からは大きな影響を受けている。

そんな尊敬する現代計画研究所の加来さんの講演会だ。。。行くしかない。

三協アルミ主催で、メーカーの担当さんからお誘いを受けて二つ返事で出席の返事をした。

 

内容は、

昨今の住宅を取り巻く状況、国の方針などに、どう対応していくのか、っと言ったものだった。 なかなか興味深かった。

先日聞いたSAREXの野辺さんの講演とも重なる部分がたくさんあったよ。

 

住宅の新築数は減って、

逆に使われていない住宅や、今後改修が必要となる住宅はどんどん増える。

そういったストック住宅の改修や、保守管理をしていかなければならない。

また、現在の国の施策で勧められている住宅の履歴化。

履歴化に対応した住宅に対する維持管理の方法。

 

そして、それらを取り巻く建築業界の動向。

木材自給率の向上のための国産材の普及。

循環型社会への対応。

職人の育成などなど、

問題は山積みだけど、社会は確実に長寿命化、省エネルギー化の方向に傾いている。

 

国の施策が良いのか悪いのかは別として、

大義名分はボンセッケイの考える設計思想にも沿っている。。。。

社会のニーズに対して

設計事務所はどう対応したらよいのか?

存在意義はどこにあるのか?

悩んでいます。

 

現在ボンセッケイで構想中のプロジェクトも、もう少ししたら形になります。

小さなチカラだけど。。。小さなチカラだからできること。。。。

住むことに関してプロとしてできることとは。。。

自問自答の日々が続く。

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コメント

 日々の経営と理念を現実化する方策が知恵の出しどころですねー。今度のプロジェクト頭でっかちにならず進めたいですね・・・。

リラックスして取り組みますよ~。

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