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2010年2月14日 (日)

マイケルに捧ぐ。

MTB朝練の合間に、

以前勤めていた設計事務所の所長宅にお邪魔した。

(ボクの設計の先生です。)

 

おしごとの相談ではない。

地下倉庫を地下シアタールームに改造したので。。。いっぺん来い。。。

ということなのだ。。。

 

所長は、建築の先生でもあり、大学の大先輩でもあり、ロックお友達でもあって、

子どもが生まれるまでは、よく一緒にコンサート行ったりしてた。

(経済的にも時間的にも余裕があったので。。。)

 

サンタナ、クラプトン、イーグルス、キングクリムゾン、などなど。。。ジェフベックも行ったかな。

ビートルズの洗礼を受けて、クリーム、ツェッペリンから始まるハードロック、そしてプログレっと青春時代を過ごされた。

自分では演奏はしないが、ロックへの造詣は深い。

っで、ボクの好きな部類のロックともかなりクロスオーバーしてるので、ロック話は尽きないのだった。

 

シアタールームはかなり出来ていた。

コンクリート壁に断熱材貼って、どこかの塗り材でコテ仕上して、

あっちこっちに反射板のような吸音板にようなものを貼って試行錯誤してあった。

スピーカーを取り寄せ中で、まだまだ万全では無いらしい。

(ボク的には十分だと思いましたが。。。)

 

っでなにを聴くのかというと。。。

ボクがリクエストしておいた。。。

”This is it”

マイケルだ。

ロンドン公演のリハの前評判は良くなかったが、

マイケルが急死してからリハの模様を編集した映画 ”This is it” が公開されると、

ものすごい評判になった。

 

っでDVDが発売されることになっていたので、

希望を聞かれたボクは、これをリクエストしたのだった。

 

死去するちょっと前のハナシでは、マイケルの体調は良くなく、借金の返済に追われているとか、なんだとか、いろいろ言われていたが、

これを見る限り、そんな部分は見る影もなく、すばらしいエンターティナーぶりだった。

 

はじめは、そんな俗なことを思いながら見始めたのだったが、

見ていくうちに、自分の思い込みや誤解が、どんどん溶けて(”解けて”というよりまさに”溶けて” と言う感じ)、

見終わるころには、涙があふれて頬をつたっていた。

感動していたのだった。

 

映画中のマイケルの純粋さ、表現者としての隙のなさ、

ワンステージ分のものすごい情報量を把握し、瞬時に使い分ける頭の良さ。

すばらしいエンターティナーだった。

ダンスの切れ、歌唱力は、ボクが高校生の頃に憧れたマイケルだったし、

存在感、空気感、カリスマ性がプロ意識と相まってすごい迫力だった。

 

でも。。。やっぱり。。。顔が変わってしまったり、色が白くなってしまったのは残念な気がする。

まあ、ボクたち凡人の思いのよらないところなんだろうけどね。。。

 

”This is it”

マイケルが最後に語っていた。

愛する気持ちを持ち続けて、壊れてきている地球を救わなきゃいけない。

今が最後のチャンスだ。

そのために、みんな何が出来る?

誰かがやってくれるじゃないんだ。

ボクたちがやらなきゃいけないんだ。

”This is it”

 

涙が出たよ。

マイケルありがとう。

大きな才能たちは、最後の大仕事を前にみんな逝っちゃうね。

種は蒔いといたから。。。あとは君たちの仕事だよ。。。とでも言っているように。

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