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2009年8月 3日 (月)

ふつうの家を造る8

朝いち ランニング。

コーヒー飲んで、ちょこっとストレッチして、

自宅~名城公園~お堀1周~名城公園半周~自宅の、お堀コースプラス。 40分。

バテ気味なのでジョグペース

 

長男次男を保育園に送って事務所。

 

 

”ふつうの家を造る” シリーズ。

8回目。

”建具のこと”

建具は設計者にとってもウデの見せ所。

枠や框の見え方で、部屋の印象がまったく違ってきます。

それほど大事なのです。

 

 

⑧建具のこと

 

建具はとても大事。

毎日、直接手に触れ、間近で見ることになるからです。

ボンセッケイでは、

なるべく建具屋さんに作ってもらっています。

職人さんたちの手しごとを大切にしているからです。

住まい手にとって、建具は手しごとを一番身近に感じられる部分ではないでしょうか。

だからこそ、本物の材料を使うことにこだわっています。

かけられる予算のなかで、その家に良く馴染むデザインであること、手触りのよいこと、機能を満たすことを常に追及しています。

 

Photo

 

 

建具の物理的な役割は、

外部と内部や、室と室など、空間を目に見えるように明確に区切ることです。

同時に、様々な心理的な役割も果たしています。

 

たとえば、

ドアであれば、内に開けば招き入れる格好になります。 開いていれば入っていいよの合図にもなります。

日本の障子や襖は、開けることで開放感を得られ、閉じれば囲われた感じがして安心感を生みます。

障子などの光の透過性のある材料は、閉めても外の気配を程よく伝えてくれます。 また、やわらかな白色にはなんとも言えない安堵感を感じます。

 

Photo_2

 

 

設計段階で、空間の関係性や、住まい方、プライバシーをよく考えて、どの程度開くのか、どの程度閉じればよいかなど、打合せを重ねながら方針を決めていきます。

住まい手の要望を、心理的な要素にまとめ、物理的な方針を決めて目に見えるようにしていきます。 建具を上手に使い分けることは、毎日の暮らしを豊かに引き立たせることにつながります。

 

Photo_3

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