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2009年6月 2日 (火)

木造建築病理学とは。。。

寝坊したので朝ランはなし。

 

朝いち長男次男を保育園に送って事務所。

 

今日は午後から講演会。

主題 ”木造建築病理学とは”

副題 ”リフォームにどう取り組むべきか”

と題して、Msの三澤文子さんのお話しを聞いてきた。

文子さんは三澤康彦さんの奥様で、

最近は、岐阜県立森林アカデミー教授で活躍されている。

 

お話しのほうは、

”もっと、専門知識、専門技術にのっとったリフォームをしていこう。”

という内容で、自身のリフォーム事例の紹介も兼ねてのものだった。

 

さすがなのは、

”超長期優良住宅先導モデル事業” の

”既存住宅等の改修” 部門で事業認可を受けていることで、

改修費用に対して国の補助金が出るのだ。

 

もともと授業のカリキュラムで行っていたリフォームの講義が出発点なのだが、

ご自身も、だんだんとリフォームの重要性を感じ、また社会的な必然もあって、

”木造建築病理学” を行うに至ったそうだ。

 

なにはともあれ、

今ある住宅を長寿命にして、地球資源を大事にしていこう、

という、考え方が具体的になってきたのは大きな前進だと思う。

 

 

三澤さんの言ってるリフォームとは、

床を張り替えて終わりとか、キッチン換えて終わりとか、

そういったレベルのことでなく、

地盤調査や、建物の詳細調査をして、改修方針を決めて、

長く住まうために、きちんと直そう、ということ。

 

こういった改修は、ことばでは簡単なんだけど。。。。

非常に難しいのだ。

場合によっては新築以上の手間がかかることもあるしね。

 

ボクの経験でも。。。。

まず、既存建物の図面を起こすだけでも一苦労、

その後に改修方針をまとめて、

住まい手に改修の必要性を説いて。。。。

見積りして。。。。

 

そうこうしてると、軽く1千万を超える額になってくる。

今の日本人には、リフォームでこれだけ出そうと思うヒトは限られてる。

見てくれだけの廉価リフォームへと流れていってしまうかもしれない。。。。

 

まだまだ、問題は山積みなのだ。

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