木造建築病理学とは。。。
寝坊したので朝ランはなし。
朝いち長男次男を保育園に送って事務所。
今日は午後から講演会。
主題 ”木造建築病理学とは”
副題 ”リフォームにどう取り組むべきか”
と題して、Msの三澤文子さんのお話しを聞いてきた。
文子さんは三澤康彦さんの奥様で、
最近は、岐阜県立森林アカデミー教授で活躍されている。
お話しのほうは、
”もっと、専門知識、専門技術にのっとったリフォームをしていこう。”
という内容で、自身のリフォーム事例の紹介も兼ねてのものだった。
さすがなのは、
”超長期優良住宅先導モデル事業” の
”既存住宅等の改修” 部門で事業認可を受けていることで、
改修費用に対して国の補助金が出るのだ。
もともと授業のカリキュラムで行っていたリフォームの講義が出発点なのだが、
ご自身も、だんだんとリフォームの重要性を感じ、また社会的な必然もあって、
”木造建築病理学” を行うに至ったそうだ。
なにはともあれ、
今ある住宅を長寿命にして、地球資源を大事にしていこう、
という、考え方が具体的になってきたのは大きな前進だと思う。
三澤さんの言ってるリフォームとは、
床を張り替えて終わりとか、キッチン換えて終わりとか、
そういったレベルのことでなく、
地盤調査や、建物の詳細調査をして、改修方針を決めて、
長く住まうために、きちんと直そう、ということ。
こういった改修は、ことばでは簡単なんだけど。。。。
非常に難しいのだ。
場合によっては新築以上の手間がかかることもあるしね。
ボクの経験でも。。。。
まず、既存建物の図面を起こすだけでも一苦労、
その後に改修方針をまとめて、
住まい手に改修の必要性を説いて。。。。
見積りして。。。。
そうこうしてると、軽く1千万を超える額になってくる。
今の日本人には、リフォームでこれだけ出そうと思うヒトは限られてる。
見てくれだけの廉価リフォームへと流れていってしまうかもしれない。。。。
まだまだ、問題は山積みなのだ。
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