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2008年12月 6日 (土)

聴竹居へ。

朝いち長男次男を保育園に送って、

 

自転車で名駅へ。

今日は、京都、大山崎へ行く。

建築士会の女性部会の旅行に、奥さんと2人で参加したのだった。

地下鉄で向かった奥さんと合流して、観光バスへ乗り込む。

 

 

なにを見るのか。。。。っと言うと。

”聴竹居” という1928年(昭和3年)に建てられた住宅を見学できるのだ。

やっと最近一般公開できるような状況になったらしくて雑誌とかで取り上げられてたから、機会があったら行きたいなあ、っと思ってた矢先だったので。

 

設計者は、藤井厚二。

若くして亡くなったこともあって、長らく忘れ去られた感じになっていたらしい。

伊東忠太に学び竹中工務店を経て京大助教授にもなったヒトだから実力が無い訳がない。

 

っでなぜ、いまさら80年前の住宅が脚光を浴びてるかと言うと、

早くから建築を環境工学的な側面から設計していた。

っというスタンスが昨今のエコ環境ブームとタイミングが良かったようだ。

 

中心になって保存活動されてる松隈章さんによると、

なんとか重文にしたいそうで、まだまだ始まったばかりだそうだ。

 

紅葉に ”聴竹居” こんな家。

 

Photo_2

 

写真に出てるこのアングルは、東南角で、

建物は北西に向かって細なが~く延びている。

 

建物は80年を経て、くたびれ加減からか、癒し系のほっこりした感じがする。

松隈さんによると、竣工当時は相当モダンだったハズ。 だそうだ。

 

建物全体からして控え目な玄関が良い感じ。

 

Photo_3

 

玄関ホールは閉じてて暗い。

内部もたぶんさほど明るくないんだと思う。

ただ、視線の行く先、行く先に窓があって、それ以上に明るく感じる。

 

環境への配慮ばかりが注目されてるようだけど、

伝統的に配慮されてるかどうかは別として、意匠もしっかりしてる。

材料の使い方も良く知ってる。

空間の構成には、まったく古さを感じない。

 

廊下をなくしたワンルームの家で、

いかに夏涼しく、冬寒くなく、

家族の気配が感じられるように。。。。

どこにいても居心地良いように。。。。

必要以上に華美でなく。。。。

 

いま、ボクたちが、がんばっていることを、

設計課題として取り組んだ住宅だ。

 

だからこそ共感を得るんだろう。

 

ところどころが暗いところが、すごく良い。

それがこの住宅の密度を濃くしてる気がする。

 

流れる空気感が、堀口捨巳にすごく似てる気がするんだけど。。。。

そういう時代だったのかな。。。。

 

この家は山の上に建ってて、当時庭には緑の芝が張ってあって、この眺め。

 

Photo_5

 

雨風雪に80年間耐えて、いまだ健在。

こんな家を設計しなきゃね。

 

藤井厚二の先生、伊東忠太デザインの怪獣が、玄関と外に出たとこに居る。

 

Photo_2

 

なんとも言えない。。。。

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