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2008年9月17日 (水)

かっちかちにな~れっ。

朝いち、美和町の現場。

 

今日はベースコンクリート打設。

台風の影響で天気がびみょーだったけど、今日だけ大丈夫みたい。

明日から雨だから、絶好のコンディションなのだ。

 

8時ちょっと前に現場に到着。

すでにポンプ車が立ち往生してた。

 

現場は狭小敷地で、前面道路巾員も4mに満たない。

 

コンクリート打設と、建て方の時には、お隣さんの駐車場を借りられたので、

今回はそこへアタマから突っ込んで打設を行う予定だ。

 

ポンプ車は、なるべく小回りで入ろうとするのだが、お隣さんの花や植木が気になって入れずにいた。

お隣さんへ了承していただいて、なんとか入った。

 

長靴はいて、手袋して、打設面へ散水して、準備OKだ。

 

Photo

 

ほどなくして、1台目の生コン車到着。

打設開始。

ポンプ圧送、バイブ、トンボ、コテ、タンピング、各人がそれぞれの役割を確実にこなす。

チームワークで流れるように作業しなくちゃいけない。

みんなのリズムが合わないと、良いコンクリートは打てない。

 

生コン車も続けてきてくれて、順調に打設は終了した。

 

掃除して、後片付けして、打設面に散水して、

 

Photo_2

 

冠水養生をする。

かっちかちコンクリートにな~れ。 っと。

 

 

なぜ冠水か?

 

生コンは正式には ”レディミクストコンクリート” といいます。

日本語で言うと、”まだ固まらないコンクリート” です。

この、”まだ固まらないコンクリート” は打設直後から、内部の水分を、どんどん蒸発させ、固まろうとします。

 

コンクリートの打設後の品質は、この固まるスピードによって雲泥の差がでます。

なかなか固まらないよう、なかなか水分が蒸発しないよう、ながーい時間をかけて固まるほうが、より強固なコンクリート構造物になると言われています。

夏場のカンカン照りで乾燥したコンクリートなど、想像するとコワイものがありますね。

とは言っても、予算や工期、天気にも左右されること、なかなか理想的な打設作業ができていないのが現実ではないでしょうか。

まだまだ打設後の養生の必要性については認識は低いのです。

 

プラスひと手間で、格段に良いコンクリートになるはずです。

みんな~、良いコンクリートを打とう!

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コメント

 さすがプロ。冠水の必要性説得力有りますねー。いい現場になりますように…。

ありがとうございます。

いい家になりますよ。

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