変身できるのか。

朝いち、現場。

基礎天端のレベル確認したり、ケミカルアンカーの確認したり、っと。

お昼からは、進行中お客さん宅へ、打ち合わせ。

設計契約の内容確認やら、外部仕上げのことやら、いろいろ打ち合わせた。

今日、明日は、町内のお祭りなので、夕食後みんなでメイン会場の神社へ行った。

お参りして、お神酒いただいて、子供たちのお払いしてもらって、

夜店を見て廻った。

ひと通り見物して、帰途につくが、長男が納得しない。

もう一周して。。。。もう一周して。。。。

どうやら彼は、夜店でなにか欲しいようだ。

だましだまし帰ろうとした信号で、ついに彼、爆発。

彼　：　”ほしいもんっ”　”なんか買いたいもんっ”

奥さん　：　”なにが欲しいの”

彼　：　”剣”

奥さん　：　”剣なんかあったっけ。。。”

ダーツの的屋さんのところに賞品でおいてあったかも。。。

彼は、もう怒り心頭で、泣きながら走って帰ってしまった。

門の鍵もしっかりかけて。

っで結局、ダーツをしに行くことにした。

ボク　：　”的に当たらないと、もらえないんだぞ”　”残念賞になってもいいなっ。”　”それでもやるかっ”

うなずく彼から、強い意志を感じた。　気合が入ってるようだ。

ダーツは３本。　ボクが抱っこして上のほうから狙えるようにしてあげた。

１本目、思ったより飛んだ。　”ガンバレー”　思わず叫んでいた。

２本目、ダメ。

３本目、あとがないことがわかっているから慎重だ。　何回も何回も狙って、何回も何回も躊躇して、何回も何回もやり直す。

結果、的には当たらなかった。　残念賞だった。

当たらなかったけど、彼の執着心にボクは感動した。　最後の１本に賭ける気持ちが十分伝わってきたよ。　よくがんばったね。

残念賞は、変身ベルトだった。　つくりはちゃちなものだけど、気持ちのいっぱい詰まったベルトだ。

変身できるかなっ。

楽しかったよ。　ありがとう。