ロック人 オーディオのような

朝、長男を保育園に送って仕事。

ロック人　オーディオのようなもの？

この頃のボクは、”好きな音楽を、良い音で聴く”　ということにステイタスを感じ、あこがれていた。

（たぶん中２～中３ぐらい）

あいかわらずＦＭラジオを聴きながら、オーディオセットのカタログを毎日ながめてはモンモンしていた。

オーディオセットが欲しい。→でも、おこづかいを貯めてたら何年もかかちゃう。→やっぱりすぐ欲しい。

こんなことの繰り返しだ。

当然のなりゆきだが、買えるものから手に入れることにしたのだ。

はじめは。。。スピーカーだ！　まずまずのものは２本で５万円ぐらいからだ。無理だった。。。

自作するのだー！　ちょうど近くのホームセンターでスピーカーの箱が売っていたのだ。

他にも、自作用品がいろいろ売っていたと思う。

今思うと不思議なのだが、当時は自作はやりだったのかもしれない。

スピーカーユニットは、テクニクスにした。たぶん大須で買ったんだと思う。１２センチのフルレンジスピーカーで、白いコーン紙にシルバーの枠で価格のわりにかっこよかった。

（テクニクスは松下のオーディオブランドで、当時宣伝に薬師丸ひろ子を起用していた。他にも今はなきオーディオブランド、日立：ローディー、東芝：オーレックス、などなどオーディオは流行っていたんだな。）

この頃は、洋楽の流行りものをなんでも聴いていたと思う。

毎日、５時からＦＭ愛知の柴田チコさんのサウンドシャワーを好んで聴いていたように思う。

この番組でかかっていた曲は、ボクのロック原点かもしれないな。

フルレンジスピーカーというのは、ひとつのユニットで低音、中音、高音、すべての音域をだすスピーカーのことを言う。簡単に言うとひとつの箱にスピーカーがひとつ。

中高音の音域を出すのは比較的簡単で、鳴らす場所の影響も低音ほど受けない。

なので、いかに良い低音を鳴らせるか、ということがオーディオスピーカーにとっては大事なことだと思う。

いまは、スーパーウーハーとかいって、力わざで、ドムドムする耳障りな低音のでるヤツがあふれてるけど、もっとひかえめで、つつみこむような低音の良さもわかってほしいと思う。

当時は、電気屋さんにもリスニングルームがあったりして、ゆっくりと試聴できたのだ。子供でもだ。

タンノイやＪＢＬなど何十万もするスピーカーの音が聞けた。良い時代だったのかも。。。

話しがそれた。自分のスピーカーはというと、少しでも低音域をだそうと正面に穴を開けたりした。一生懸命工作に励んで、大事にしてるステレオラジカセにつないで良い音を追求していくのであった。。。（けなげだ～。）

しかーし、やっぱりというか、これも当然なのだが、今度はラジカセの出力が小さくて、自作スピーカーは十分鳴らせないのだ。

たしか自作スピーカーの最大入力1は00Wだったと思う。

アンプが必要だ。なんといっても最大入力100Wのスピーカーがあるのだー。

ということで、この先アンプ、プレーヤーへと突き進んでいくボク。

次回は　”ロック人　アンプリファイヤー”

余談だが、ボクはスピーカーがけっこう好きなようで、その後に作ろうと思って買ったユニットが今でも使わずにある。

スピーカユニットでは有名な　”コーラル”　だ。今もあるのだろうか？

フルレンジの１６センチのダブルコーンのスピーカー。音を聴いてみたい。いつかつくるぞ！